ごはんの種は蜜の味

二進も三進もいかないアラサーなオタク女の日々

痛バッグは装備しないと効果がないよ?

私は腐女子であって夢女子ではない。
ネオロマンスゲームはやっているけど、物語の渦中において、私は常に傍観者である。

 

だが、それでも一応、痛バッグと言うものを作ったことがある。
痛バッグを知らない人は、この記事を見なかったことにするか、興味があるならググってみて欲しい。

【画像集】すてきな“痛バッグ”コレクション - Togetter

#めざましテレビ 「痛バッグ女子」が特集されて、その気合の入り具合に圧倒…!流れで自分の痛バッグを披露する人も - Togetter

 

痛バッグは、端的に言えば武器である。

分類上は鈍器に相当するだろう。が、本当に人を殴ってはいけないので、概念武器として考えるべきだ。

あるいはチェーンメイルである。防具だ。

 

もとい、痛バッグとは愛するキャラクターのグッズを取り付けたバッグのことだ。
用いるグッズは缶バッジやアクキー、ぬいぐるみが主流だろう。規則正しく整列させて取り付ける人もいれば、アート重視でランダムに配置させてつける人もいる。この辺りは好みの問題だが、前者が多い印象である。

 

よく痛バッグのベースとして用いられるバッグは、通常のバッグと異なり、透明なビニールで表面が保護されている。重要なのは、ビニールバッグそのものではない、と言うことだ。

グッズをつけた表面をそのまま露出していると、デメリットが多いのだ。

① グッズを落としてしまう可能性がある。
② グッズが汚れてしまう可能性がある。
③ チェーンや鋭利な部分などで人を傷つけてしまう可能性がある。

 

パッと思いつくだけでも三つある。特に③は、他人に被害がいくので危険度が高い。武器である以上は上出来かもしれないが、概念武器である以上は現実世界で物理的に人を傷つけてはいけないのだ。

これらのデメリットをなくすため、グッズを取り付けたバッグをさらにビニールバッグの中に入れる、あるいは表面にビニールを覆う(これがすでについているバッグもある)のである。

 

さて、腐女子の管理人も痛バッグを作ったことがある。

基本的に痛バッグは、一番の推しのキャラで作ることが多い。だが、管理人はあえてカップリングで作った。具体的なカプ名は省略するが、左にA、右にBのグッズを左右対称に配置することでカプ主張をしている。

こう書くと夢寄りの方々に色々言われそうではあるのだが、傍目には痛バッグを持つ時点でお察しなのである。同じ穴の狢と言うものだ。
同じ痛バッグ持ちの人に何か言われても「あ、この二人のペアが好きなので〜どっちも好きだから、一緒に並べちゃいました♡」で通せばいい。
カップリングと口走ると面倒なことが起きる可能性がある。女同士、触れてはならないラインが存在するのだ。たとえ一般人から見れば「どっちもオタクじゃん」で片付くとしても。

 

痛バッグは武器である。同時に防具でもある。
それで何を攻撃するのかと言うと、同業者=オタクである。つまり、オタクがオタクと戦うためのツールなのである。

もちろん、そうでなはく純粋に好きだ!と主張したいから持っている人もいるだろう。だが、誰に主張しているのだろうか。好きなだけならそう思っておけばいいだけなのだ。つまり、自己主張はしているのである。これも一種のアタック行為だ。

だが、何度も言うが概念武器であり、さらに概念防具である以上、本当に殴り合っているわけではない。そして持っている人だけが選ばれしファンと言うわけでもないのだ。

言うなれば、ファンのジャンルなのである。絵や小説で二次創作をする人もいれば、コミック・ゲームなどの本編だけでなく雑誌等も網羅する人もいる。ファンのあり方は様々であり、痛バッグを持つ人はそのうちの一つなのだ。

ただ、作ろうと思うとめちゃくちゃ金がかかる
これだけこの作品に、このキャラにつぎ込みましたよ!と言うのが、他人から見ても分かりやすく、みっしり取り付けると圧倒的なので目を引きやすい。そしてなおかつ「好きだ!」と主張もできる。精神的メリットが多いのだ。

 

だがそれらのメリットを得るために大事なことがある。

 

装備しなければ効果がない。

 

それだけだ。
いやまぁ、グッズ陳列方法の一種として自宅に置いておく、と言う人もいるし、それはそれでありだ。

 

どっちつかずの話になったが、管理人が痛バッグに手を出したのは、衝動に任せてグッズを買いまくった結果、完全に持て余したからである。

 

 

 

 

 

みんな!グッズを買う時は計画的にな!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも買っちゃうんだよね〜〜〜〜分かる〜〜〜〜〜〜〜!!!