USJが来年から値上げ！絶妙過ぎるタイミング
たかが300円、されど300円。
いやたかがではない、300円は結構でかい。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン。通称ユニバ（※管理人は関西人）。
でも記事タイトルは分かりやすくUSJにしておいた。
そのユニバが2018年の1/31から、1DAYチケット7600円(税込)を7900円(税込)と、幾つかの入場パスを値上げする。
厳密に言うと、2018年1月31日の販売分から値上げである。
なので1月30日までに購入すれば、ひとまずお値段は据え置きである。少なくとも、この記事の公開時点では、公式チケットサイトでは1dayチケットは税込7600円のままだ。
2001年開業時、ユニバのチケットは5500円だったらしい。
私も当時、開業したてのユニバに行ったものだ。
5500円らしいと曖昧なのは、家族旅行で行ったからである。純真無垢な子どもであった（としておく）私の入場料は当然親持ちだ。あとよく思い出したら、あれは家族旅行と言うより親の職場の慰安旅行だった気がする。
ともあれ、その時代から、なんと2400円の値上げである。
しかしながら開業からユニバは紆余曲折があり、大変な時期を乗り越えてガラッと経営方針を変えて今に至るので、夏目漱石×2.4枚分を単純に上げたと言うわけではない。なお今の千円札は野口英世なのでお間違いなく。
ぐだぐだ語ったが、この値上げのタイミングは実に絶妙だ。巧妙とも言える。
何故なら、2018年2月1日から、あるイベントが始まるからである。
『名探偵コナン』のミステリー・レストランである。
ユニバで開催される「ユニバーサル・クールジャパン」の一角として、今回も名探偵コナンが参戦する。前回は劇場版『から紅の恋歌』のプレストーリーと言う位置づけのエスケープ（リアル脱出ゲーム）のみだったが、今回はなんと脱出だけでなく、レストランで本格イタリアンを楽しめるのである。
何よりの目玉は、安室透が登場することだ。
安室君が参加者一人一人に、ハムサンドを給仕してくれると言う、安室ファン垂涎のサービスを受けられる。何故ハムサンドなのかは語ると長くなるので、そういうものだと色々察して欲しい。
これ、１回の体験だけで4980円(税込)する。しかも事前予約だ。
それでも私は行くのだけど。ともあれ、これが2月1日から始まり、一ヶ月半の間、毎日開催される。これに参加するため、安室ファンは全国から大阪に集結することになる。ツイッター見ていたら土日が最終日まで、すでに埋まっているとかで阿鼻叫喚な流れも見受けられた。曜日や日付で値段は変わらないが、やはり土日は激戦区だ。
メニューの内容と、大まかな要項は公式サイトで告知されてはいる。
だが現状では、食事中に殺人事件が発生するぐらいしか読み取れない。しかも毒殺だ。レストランにあるまじきことである。
しかもこれが期間中毎日４回発生するのである。やばい、此花区が米花町になってしまう！
こんなドッキドキのイベントが実施される前日からの値上げ。
ユニバは本当に色々分かっている。駆け込みで据え置き値段の間に買う人も増え、ここで一気に稼ごうとしているのが分かる。でも経営戦略の一つとしてはむしろ上手いなと思うので、とりあえず２月以降に行くことが確定している人は、今のうちに入場券は確保した方が良いだろう。
なお、年パスの人は安心して欲しい。
年パスは今回、値上げの対象になっていない。
となると、現状で通常の年パスであれば、３回行けば元を取れる計算なので、むしろこの値上げによって２回と半日ぐらい行くと言う人は、毎回チケを買う手間等も考えていっそ年パスにしてしまっても良いと思っている。
今回の値上げで、急いで買った方がいい一番の人間は、ミステリー・レストランのために遠方から1DAYチケットで訪れる人だろう。つまり安室君に会いにくる人だ。もう行くことが決まっているなら、安いうちに買うに越したことはない。
散々語ったが、私は年パス所有者なので、実は蚊帳の外である。
安室君に！逢いに行く！！
