ごはんの種は蜜の味

二進も三進もいかないアラサーなオタク女の日々

お題「ひとりの時間の過ごし方」〜ぼっちコスプレイヤーの過去〜

お題「ひとりの時間の過ごし方」

 

原稿をしている。

 

 

あまりに身も蓋もないのだが。
ひとまず一人でできることを優先しているが、大抵のことは一人の時でもできるものだ。

 

昔から、人様ともご飯を食べるが、一人で食べに行くのも平気な性分だ。
以前、自分のハマっているジャンルがカラオケコラボをすれば、毎週ヒトカラに通ったせいで店員に顔を覚えられた始末である。

 

管理人、かつてコスプレをしていた人間だが、併せ(=複数人と一緒に撮影すること。大抵は日程を決めてスタジオで行う)は殆どしたことがない。
さらに言うと、カメラマンと1対1の個撮もしたことがない。

えっ、じゃあどうやって撮影していたの? と言われそうだが、なんてことはない。

 

被写体もカメラマンも一人でこなした。

 

ただそれだけなのである。
自撮りができる(背面パネルが動く)ミラーレスカメラを使い、フラッシュを設置し、ピントを遠隔操作のスイッチで合わせて押し、ポーズを取る。

もちろん、ピンぼけ率も高めであるし、ポーズ等のチェックが甘くなることも多い。

 

だが、非常に楽なのだ。

精神的に楽なのだ。

 

まず、撮影したいと思い立つ。
通常であればカメラマンを引き受けてくれる人を探す。予定を調整する。スタジオを手配する。
複数人であれば予定調整に時間がかかるし、参加コスプレイヤーを公募する場合は集まるまでの待機時間も必要になる。
さらに人数が増えるにつれてトラブルが起きやすい。事故や急な不幸は致し方ないとしても、よく分からない理由でいきなりレイヤーやカメラマンが雲隠れしてしまうケースも散見する。

 

これらの様々な手間やリスクを考えると、撮影とは如何にもハードルが高い行為だ。

 

が、一人だとそんな心配はいらない
待つ必要もなければ募る必要もない。行きたくないな〜と思えば行かなくてもいい。事前にスタジオを予約していた場合はキャンセル手続きをしておくべきだが、屋外コスイベント等、事前予約なしでキャンセル規定がないような場所であれば問題ない。

そして人間関係に悩む必要もない。
苦手な人がいるけど、他の人とは仲が良いから……他に○○のキャラをできる人がいないから……こうしたちょっとしたモヤモヤともおさらばだ。

 

しかし、問題がある。

 

 

 

 

全てピンショットになってしまうことである。

 

 

 

 

咳をしても一人*1ではなく、撮っても一人である。

さすがに分身の術は身につけていないので「コンビ撮影で〜す♪」とかはめちゃくちゃ羨ましい。

 

ともあれ、今現在は諸事情によりコスプレから引退しているが、仮に復帰したとしても、ぼっち撮影はやめないと思う

 

寂しいやつ…と思う一方で、私のフットワークが重力に逆らうレベルで軽いため、他者がついていけないのだ、と思い込むことにした。

 

 

 

しかし運動するとか、そういうフットワークに関しては地球の重力が十倍以上になってしまうので、全ては思い込みだ。

 

*1:尾崎放哉の句。鳥取の人。